帰化許可申請

現在、中国籍の方の帰化許可申請の手続を進めています。一般的に帰化許可申請で収集する書類以外に、中国籍の方のみが収集しなければならない本国の書類があります。ご自身に関するものだけでなく、ご両親に関する書類も集めなければなりません。本国書類に関しては、直接本国の役所で取得しなければならない場合と在日領事館で取得できる場合があります。あとは、華僑総会で取得できる場合もあります。

帰化許可申請の書類収集で最も大変なのは、韓国籍の方の場合です。収集しなければならない本国書類が相当数あります。申請人の方のご家族の人数などにもよりますが、少なくても20枚から多くて7~80枚程度必要です。また本国書類はすべて日本語訳を付けなければならないので、翻訳するだけでも相当に費用がかかります。韓国籍の方でも日本語を理解できる方は、頑張ってご自身で翻訳される方もいますが、特別永住者の方のように日本で生まれ育った方は、韓国語を話せない方もいます。そういった方は民団などで翻訳を依頼することになります。

帰化許可申請は、外国人の方の一般的な在留資格に関する手続のなかでもやはり別格です。申請も入管ではなく、法務局へ出向くことになります。国籍を変えるということは、それほど大きなことだということです。